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御笠の森

大野城市山田

撮影日 2007/9/14

「荷持田村に羽白熊鷲という者あり。その人となり、強く、健く、また身に翼ありて、よく飛び高く翔ける。」 ---日本書紀---。   昔、甘木の荷持田(のとりだ)に羽白熊鷲という男がいてたいそう暴れまわっていて、中央に従おうとしなかった。そこで神功皇后はこれを退治するために香椎の宮から出陣されて甘木に向かわれたが、御笠川のほとりをとおっているときに突然風にかぶっていた笠を飛ばされてしまった。笠は風にのって1キロメートル飛ばされ、御笠の森の高い木の枝に引っかかった。村の人たちが神様にお祈りの舞を奉納すると笠の紐がほどけて地上に落ちてきたということです。

「念はぬを思ふといはば大野なる御笠の森の神し知らさむ」  大伴宿禰百代が恋人に贈った歌を刻んだ万葉歌碑です。

大野城市教育委員会の案内板。読みやすいように拡大したのはこちらにあります。

御笠の森は以前は静かな住宅地に囲まれていたのですが、すぐ脇に片側2車線の道路ができてしまいました。

御笠の森の東を流れる御笠川の上流にある笠抜橋です。背後に見える山は乙金山、大城山。大野城の城跡があります。

豪族「羽白熊鷲」を退治するためにここをとおりかかった神功皇后の笠が突然の突風で脱げてしましました。そこでここの地名が笠抜というようになったそうです。舞い上がった笠は北へ1キロメートル飛んで、御笠の森の高い木にひっかかりました。